今回はエフェクターに実装できそうな両電源のネタをまとめたいと思います。
正負電源の作り方からです!
僕、完全に勘違いしていたんですが、
両電源を実現するに必要なものはたった一つ。
負電源なんですよね。
僕が多分、頭悪いのでしょう。
両電源を実現するには、
上の図のように
「ICに電圧をいれて、プラスとマイナスがそれぞれ出力されなければいけない!」
となぜか思い込んでいました。
馬鹿ですよねほんと。
ただ、下の図のように-Vをつくればいいだけなのに。
両電源を作るには電源の+9Vを-9Vに変換できるICを使えばいいわけです。
この電圧の負へ変換するのは、昇圧に使われるICならほとんどができると思います。
MAX1044がよく昇圧に使われますがもちろんこれでもできます!
しかし、MAX1044は耐圧10Vと怖いので、
私はLTC1144を使うことにしています。
こちらは耐圧18Vですので安心して使うことができます!こちらデータシートです
また必要なコンデンサが10uF2つで、しかもなんでもいいということなんで、
使いやすいICだと思います。
こちらが使い方なんですが、すみませんレイアウトの方はご自分でおこしてください。
1番ピンBOOSTとかかれていますが、これを1番につなげたほうが良いと思います。
なにやらスイッチング周波数がオーディオ帯域から出るということらしいです。
BOOSTピンをV+ に接続すると、オーディオ帯域外の高周波数にすることができます。
とデータシートに書かれています。
さて、既存の回路を両電源にするにはどうしたらよいか。
オペアンプを使ったややこしい回路でなければ非常に簡単で、
今までバイアスにつなげていたのを普通にGNDに繋げればよいです。
そして、オペアンプの4番ピンにつながっているGNDを切り離して4番ピンは負電源につなげる。
これで今までバイアスをとってやっていたのと同じように動くと思います!
僕は専門学校に行ったりして専門知識をちゃんと学んだことがないので
この辺はわりと手探りなところがありますが、
イケベ楽器さんのインタビューで
Shun nokina氏が両電源で作られたブースターの回路図を簡単に書かれているのですが、
その図を読み取ったところですと僕が上に書いた感じで大丈夫だと思います。
最終段のカップリングコンデンサ
両電源の場合このコンデンサを取ることが可能とよく言われますが、僕は結局外さないほうがいいんじゃないのと思い始めたので外しません。
あと、初段のカップリングコンデンサもなくてもいいかもしれません。
というのは、
もともとカップリングコンデンサは振幅の中心をバイアスにするためにあったりするからです。
バイアスがなくなった今、振幅の中心をGNDからバイアスにする必要がないのでいらないかも知れません。
このあたりはいろいろと実験してみてください。
僕ももっと勉強してこの辺り、しっかりと完璧になればまたブログの方に記事を投稿させていただきたいと思います!
ではまた。
僕のおすすめの一番前段のエフェクター