結論から言って、コンパクトエフェクターと電源を共有させてはダメです。
前回は音以外についてのレビューをしました。
今回は電源ノイズの話です。
初心者の方がやってしまいがちなことについても説明したいと思います。
今めっちゃG1on安いです。
お買い得ですよ。
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一番やってしまいがちな間違い。
ACアダプターに分岐ケーブルをつけて、
コンパクトフェクターとマルチの電源をACアダプターで共有する。
これはマズイです。
主な理由は2つ。
1、消費電流を守ろう。
ACアダプターには何アンペアまで出せるかの許容値があります。200mA、500mA、1A(1000mA)等
マルチエフェクターは、一つで500mA食います。
デジタルのエフェクターはこれぐらい食います。
例えば200mAのACアダプターならもうだめです。
500mAなら、マルチ一つだけならいいです。
1Aならマルチとコンパクトを分岐ケーブルで繋げても原理上はいいです。
許容値は必ず書いてありますので、チェックしてください。
ちなみにリバーブやディレイも結構食いますので説明書見てみてください。
消費電流というのがそれに当たります。
ACアダプターの最大消費電流を
全エフェクターの消費電流の和が超えないようにしましょう。
2、電源ノイズ。
マルチエフェクターは、デジタル処理をするときに、かなり高速で電圧を変動させるので、
その電圧の変動が、電源ノイズになります
ここで、電源を共有させていると、このノイズが他のエフェクターに回り込んできます。
少し今慣用的な言い方をしていますので、
厳密な話ではありません。
そして変な音がでます。
要は電源のノイズが信号ラインになってしまってアンプから出てしまうというわけです。
というわけでいくらACアダプターが1Aとかでも、
マルチとコンパクトを一緒の電源で使うのはやめたほうがいいです。
もちろん普通のパワーサプライを使っていても同じです。
有名なパワーサプライ、DCケーブルついてくるというのが嬉しい。
あまり知られていませんが、大概のパワーサプライは、分岐ケーブルとノイズフィルターが合体した仕組みをしています。
ACアダプター12V→ノイズフィルターが9Vを出力(12Vから3Vのエネルギーを使ってノイズを消すイメージ)→分岐ケーブル
これが実はパワーサプライの構造なので、
マルチとコンパクトを違う穴同士に挿しても意味はないことが多いです。
これを改善すべく出てきたのが、本当に穴一つ一つが独立したパワーサプライです。
こういうのをよく内部独立型といいます。
有名なのは、Voodoo Labのやつです。
内部独立型だが250mAまで
しかしここで残念なことに、このサプライは最大250mAですのでG1onをつなげてはいけません。
じゃあさてパワーサプライでどうやれば、G1onをうごかせるのか
諦めましょう!
パワーサプライでは無理です。
いや無理では無いですが、コスパが悪いです。
ノイズレスでG1onを使う方法!
これをマスターすればマサラタウンにさよならバイバイできます。
1,電池が最もコンパクト
電池が最も簡単で最もコンパクトな方法です。しかも、電池は最初からついています。
電池だと完全な直流ですので、ノイズは出ないです。
充電式の電池を使うなんてのもありですね。
2,やっぱり純正のアダプターを使う。
メーカーによるとこれが対応アダプターです。
3,モバイルバッテリーを使う。
僕はCheeroの10000mAhぐらいのモバイルバッテリーを持ってます。これでだいたいですが、1日と12時間は持ちます。
単純計算すると、容量は5000mAhはあれば充分ですよね。
リズムマシーンを起動して放ったらかしにして実験しました。
だいたい1日と12時間ぐらいで消えたので、10000mAhでそれぐらいというこですね。
今、ポケモンGoでモバイルバッテリー流行ってますので、
在庫がすぐに無くなる可能性は無きにしもあらずです。
モバイルバッテリーを使うときは、
電池を抜いてないとうまく行きませんのでご了承下さい。
そしてぶっ壊れても当方は責任は負いませんので、自己責任でお願いします。
まとめ
モバイルバッテリーで動くのは僕の中でものすごく評価高いです。
ノイズがどんなものかと、どうすればいいかを検証している動画があるので
そちらもご覧いただければと思います。
そろそろ原理編復活しよと計画しております。
しばしお待ちを。
ではまた。
最近サウンドハウスさんは激安乾電池の取り扱いを始めたようです。