僕は安いハンダを使っている
ぶっちゃけましょう!
僕は普段安いハンダを使っています!
こういうと
「エフェクタービルダーなのに安物を使いよる音悪いで絶対!」
なんて言われかねませんが、ちょっと待ってください。
よければ最後まで読んでください。
良いハンダを使うと実際どうかにかかわらず、
第一にプラシーボ効果で良い音がなってるような気がすると思います。
音楽は確かにフィーリングが大事とも思いますので、それはそれでいいと思います。
しかし、ハンダ付けで変わる音の善し悪しとは美しさによるものがけっこう大きいんです。
とりあえず普通のハンダを使え!
この記事は初心者の方向けに書いています。
だからハンダは安いのでいいよと言っていることをまずご理解頂きたく思います。
安いハンダとさっきから言っていますが、僕がいいたいのは銀入りでないということです。
鉛40鈴60%の一番普通の合成のハンダをやすいハンダと呼んでいます。
銀入りハンダは初心者の方には使いにくいです絶対。
溶けにくく使いにくい
↓
イモハンダになったりハンダ不良を起こす
↓
音が悪くなる
この図式が目に見えているので、ハンダは普通の安いのでいいということです。
普通の安いハンダは実に使いやすいです。
もう本当に素晴らしい溶け具合。
うまくハンダ付けができます。
必ずヤニ入りをかってください。
あ、ちなみに銀入りでも使いやすいのはあります。もちろん。
デジマートさんがやっているデジマート地下実験室というすばらしいコラムがあるのですが、
そちらに半田の音色の違いとイモハンダのダメさが書かれていますので参考にしてみてください。
良いハンダよりイモハンダにしないこと
デジマートのを見ましてもいくらいいハンダ、
銀が入っているものを使ってもイモハンダすれば
そのハンダの良さというのが失われるということがわかると思います。
素材の合成比より腕の問題といえます。
もちろんハンダ付けに慣れている人なら銀入りでもなんの苦もなくハンダ付けできます。
でも僕はできるだけ銀入りとかは使いません笑
DAYTON AUDIOというとこが出しているやつは、結構なれている僕でもめっちゃ手こずりました。
銀4%の壁はでかい。
初心者の方は、
まずは安いハンダで練習をしてからご自身の判断で銀入りを使うのが望ましいと思います。
出音というのはハンダの音色の違いよりもアンプやToneのセッティングで随分変わるので、
なんとも言えないのが事実ですが。
銀入りが正義なのか
歪みのエフェクターなんていうのは、
高級オーディオ機材ではないので
安物のハンダのほうがいい感じになるっていうこともありえるので、
実になんとも言えないです。
結局はどっちがよいかというより、
どういう音にしていきたいかで選ぶのが良いと思います。
僕が高級ハンダを使わないのは目指している音の方向性が少し違うのと、
ハンダ付けのやりやすさと僕は基盤じゃなくて、
アイレットボードを使ってエフェクターを作ることにしたからです。
追記:作ることにしてから一度も作ってません笑
それぞれのパーツのリード線を捻ることで配線していき,
それを固定する意味でハンダ付けをするので、
普通にエフェクターを作るよりハンダの音色が関係してこないからです。
そんなところに高い銀入りを使っていると採算とれません笑
そういうわけで僕は
千住金属のスパークルハンダをつかってます。
リール巻きのやつを買っておくと後ですごく便利なのでおすすめします。
これ使いやすいです。
僕の経験上は直径0.8mmのこの辺のヤニ入り鉛入りハンダが初心者の方には持って来いだと思います。
ちなみにヤニと言うのはフラックスと同じ意味で、半田をうまくつけるために半田の中に入れたりする薬品のことです。
これがないとイモハンダになりがちです。
鉛フリーはまじで溶けにくいのでおすすめしません。
いろいろ試してみてください。
ではまた。
ちなみにレクティークは銀入りはんだを使っておられます。