エフェクターの電源回路にこれ以上最適のコンデンサがあるか!?
そう思わせるOS-CONです。
よく、OSコンはオープンモードで故障するからタンタルより良い
というのをききますがちょっと語弊があったり...
今回はそのOSコンにまつわる不安を解消したいと思います。
故障モードについての話
実は、OS-CONには二通りの故障モードがあります。
経年劣化して壊れた時は
オープンモード
過電圧かけてこわした時は
ショートモード
タンタルコンデンサは、
経年劣化でもショートモードで壊れるため
電源部に適さないということになります。
OSコンはここが違うんです。
OSコンは経年劣化ではオープンモードで壊れるため、問題ないです。
ただし逆電圧をかけたり、過電圧をかけたりするとショートモードで壊れますのでご注意ください。
こちらはPanasonicが出しているOS-CONの注意事項ですのでご参考になさってください。
エージングの話
細かい原理的な話は抜きにして、概要だけ説明します。
OSコンは熱に弱いです。
ハンダづけが下手くそだと思われる方は使うべきではありません。
こて先温度:400 °C±10 °C以下 作業時間:5 秒以下
というのが推奨条件です。
うまく出来たとしても、OSコンが本領発揮するまでには結構時間がかかるので、
エージングしてください。
この辺をわかっていれば,
エフェクターの電解コンデンサを置き換えて
OSコンを使う場合はだいたい大丈夫だと思います。
あとひとつだけ、セラミックをパラると発振する可能性があるので、
OSコン単体で使われるのが無難かと思います。
ではまた。
アナログ回路でアンプシュミレーターを作った素晴らしいエフェクター