2016/04/25

ポットのカーブ(テーパー)について エフェクター自作の助け



安心してください!

数学ではありませんよ!

今回はポットのカーブの話!

テーパーとも言ったりしますね。



カーブというのは実はいろいろあります!


みなさんもポットを選ぶときに

AカーブとかBカーブとか気にすると思うのですがちょっと詳しく解説してみます。

結論から言って、

Aカーブがポットを回せば音量が比例的にあがる。

Bカーブは最初の方が急激に上がってだんだん変化が穏やかになるといった感じです。

どちらのポットを使うかは、実際やってみて決める方が早かったりもしますね。

でも、だいたいボリュームはAカーブの方が使いやすいです。

もうちょい詳しいカーブの話



実は、Aカーブは直線ではなくBカーブが直線です!

あれぇ、知ってるのと違う!

実はこれが本当の抵抗値と回す量の変化の関係です。

ポットの回転角が、グラフの横軸。

抵抗値が、グラフの縦軸になっています。

実は人間の耳というのは、

音が小さいときほど、音の大きさの違いを感じやすく

音が大きいところでは、音の大きさの違いを感じにくいのです。

例えば、パチンコ屋でケータイが鳴っても気づきませんが、

学校の授業中にケータイが鳴るとめっちゃ目立ちます。

実は聴覚だけでなくて視覚にも同じようなことがあります。

日光が照ってる中で、懐中電灯をつけても明るくなった気がしません。

でも、夜に懐中電灯をつけるとめっちゃ明るいです。

こんな感じで、人間の知覚の感度は対数関数的な変化になっています。


つまり、電気的な音量(抵抗値)が、

音量が小さいところでは、小さく変化するように、

音量が大きいところでは、大きく変化するよう(指数関数的)にすれば、

比例して音が大きくなっていると感じます。

これがAカーブです。


Aカーブのグラフを見てください。

ポットの回転角が小さいところでは、ほとんど抵抗値が変化しません。

ですが、これは音量が小さいところなので、聴覚上はちゃんと変化します。

ポットの回転角が大きいところあたりでは、

ギュイーンと大きく抵抗値が変化していますが、

聴覚上は、ちゃんと比例して変化します。


以上をふまえると、聴覚上はこのようなグラフになるというわけです。

まとめ


実は世の中にはBカーブの中でも細かく違いがあって

2B、3B、4Bのようにちょっとづつ違うものがあります。

TSのToneなんかで使われてるポットは、この辺の微妙なBカーブです。

それについてはTSにおすすめのポットというところで紹介しますので今回は割愛します。

そういえば、TSのトーン回路にAカーブって使ってみたこと今までなかったです。

ちょっと今度やってみます。

ではまた。

これをパチったかベリンガーさん。安すぎるやろ笑
これをパチったかベリンガーさん。安すぎるやろ笑
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