2016/04/28

RAT2 モディファイ クリッピング編 ちょっと異色

RAT2のモディファイってあんまり見ないのは僕だけでしょうか?



今回は僕が、昔からちょくちょくやっているRAT modについてご紹介します。

まず、このエフェクターについて真っ先に思うのは、ノブが使いにくいことです。

セッティングが少々難しい。

とくにディストーションノブ。

低域がいまいち出てこないのでゲインをひたすらあげるんだけど、

そうすると無駄にノイジーで抜けが悪くなってうーん

なんてことがよく起こっていました。

ついでに音にも少し飽きてきたので、

ちょっと新しい音がでるようにしてやれってことでクリッピングをまずかえました。

はい出ましたクリッピング変更、

modといえばそれだよねーと思った方

ちょっとひと味ちがう変更の仕方をご紹介しましょう。



いつもとは違うクリッピングダイオードの変更


これはディストーションなので、

オペアンプのアウトにダイオードがありますが、

ここを変えるのではありません。(実際僕のRATはここをBAT43というショットキーダイオードの非対称にしています)
負帰還にダイオードを足すんです。
つまりオーバードライブとディストーションの間のようなクリッピングを作ってやるということです。

負帰還にダイオードを足してそこでもクリッピングさせてやると、

オペアンプの負担も減る(少し比喩的な表現です。)のでノイズが減りかつ抜けも良くなる。

これは実はBJFEというメーカーがDyna red distortionでやっているやり方で、なかなかつかえます。

この時どっちでのクリッピングを主にするかということですが、

RATの質感をあまり損なわないように

オペアンプの出力側のダイオードのVfより高いVfをもったダイオードを負帰還に挟むようにしています。

僕はもともと、BAT43で軽い非対称クリッピングさせていたので、

負帰還に挟む方はLEDで対象クリッピングにしています。

こうすることで、RATにオーバードライブぽい質感を若干足すうえ、

オペアンプ自体があんまり無理しなくなるので、ヌケの良いサウンドになります。

何も改造したことがない普通のRATを持っている方は、

クリッピングダイオードがもともとシリコンだと思いますので、

LEDの対象やシリコンを2つつなげた対象クリッピングなどを負帰還にはさむと良いかもしれません。

RATの場合は基盤にポットが固定されているので、

ディストーションポットの1番3番足にダイオードをパラれば負帰還にはさんだことになるので、

手軽でおすすめの方法です。
GAINが少し落ちた感じになります
もっと歪ませたい方はポットの抵抗値をかえると良いです。

200kとかにしてみてはどうでしょう。やったことないので保証はできませんが...

同じような脚付きポットがギャレットさんに売っています。

個人的にターボラットのようなLEDクリッピングにすると、VOLノブが使いにくくなるので好みではありません。

Volノブが使いにくいと思われた方は、一度ゲルマニウムかショットキーに変えてみてはどうでしょう。

ボリュームが下がって調整しやすくなります。

ショットキーはDistノブ最大ぐらいにするとファズぽくなります。

ストラトでエグいサウンドを出すときに使っています。

ちょっと異色なRATのMODみなさんも是非試してみてください。

ではまた。

サウンドハウスさんから購入する RAT2
サウンドハウスさんから購入する RAT2
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